一般機械試験

硬さ試験

硬さ試験の概要

各種金属材料の硬さ試験を行い、材料特性を明らかにします。
材料や製品の規格値に対する硬さの判定、硬さの分布状況、表面硬化層の深さ、硬化や軟化の傾向などを評価することができます。

硬さ試験の種類

■ ブリネル硬さ(記号:HB)
材料表面に規定の鋼球(硬化鋼球や超硬質合金球)を一定荷重で押し込み、その際にできる圧痕(くぼみ)の大きさから算出。
比較的柔らかい金属から中程度の硬さを持つ金属までの測定に適しています。

■ ロックウェル硬さ(記号:HR)
圧子(ダイヤモンド円錐や鋼球)を使用し、基準荷重と試験荷重の2段階に分けた荷重による圧痕の深さの差から算出。
プラスチック材の硬さを求めるのに利用され、ブリネル硬さ試験と比べて迅速に測定を行う事が可能です。

■ ビッカース硬さ(記号:HV)
材料表面にダイヤモンド製のピラミッド形状の圧子を一定荷重で押し込み、その際にできる圧痕(くぼみ)の面積から算出。
非破壊試験の一種であり、試験片を大きく損傷させることなく非常に軟らかい材料から硬い材料まで幅広い範囲の材料に対して硬さを測定することが可能。

硬さ試験の特長

ビッカース硬さ試験機 HM-112
ビッカース硬さ試験機 HM-112

材料特性の把握

材料の硬さ規格値と比較します。また、熱履歴や圧延などによる硬さの変化を明らかにします。

硬さ分布の測定による評価

表面改質処理や溶接部などにおいては、断面の金属組織観察を併用し、影響層の特性を明らかにします。

適用分野
  • 金属材料(材料特性,表面改質処理層,溶接部,など)
  • 鋼の浸炭硬化層深さ測定 (JIS G 0557)
  • 鋼の脱炭層深さ測定 (JIS G 0558)
  • 鋼の浸炎焼入および高周波焼入硬化層深さ測定 (JIS G 0559)
主な装置・仕様
  • ブリネル硬さ試験機 (試験荷重:500kgf〜3,000kgf)
  • ロックウェル硬さ試験機 (Bスケール、Cスケール)
  • ビッカース硬さ試験機 (試験荷重:0.9807N~490.3N)

硬さ試験:測定事例

  • 浸炭硬化層深さ測定事例

    浸炭硬化層深さ測定事例

  • 全自動ビッカース硬さ試験機

    全自動ビッカース硬さ試験機外観